国際結婚が人気
外国人と結婚すること、いわゆる国際結婚を望む人が増えているようです。
2007年の厚生労働省人口動態統計年報によれば、結婚総数(婚姻件数)の約5.6%が国際結婚であり、この数値は1980年の0.9%と比較して大幅に増加していることがわかります。
日本人と外国人が結婚した場合、現在の日本では住民票に外国籍の配偶者や子が記載されない、つまり国際カップルが同一世帯に属していることを証明する書類が存在しない、という問題があります。
また、一般に国際結婚は日本人同士の結婚に比べ手続きがはるかに複雑です。相手国の在日大使館・総領事館・役所との手続き、日本および相手国の発行・証明する各種書類(婚姻要件具備証明書など)の準備、地方入国管理局への在留資格の変更など、煩雑かつ多くの手続きが必要となり、完了までに数ヶ月以上を要するケースも珍しくありません。近年は先進各国では偽装結婚が急増し、そのため国際結婚の手続きもいっそう複雑化する傾向が見られます。
以上のように国際結婚は、手続きの面からはまだまだハードルが高いのですが、人々の意識は大きく変化しつつあります。映画化もされた小栗左多里さんの漫画『ダーリンは外国人』は、アメリカ人の夫を持つ日本人妻の日常を、肩の力の抜けた描写で描いた秀作でした。異文化コミュニケーションの難しさに深刻にならず、笑いに変える余裕がそこにはありました。
この作品に代表されるように、現代の日本には『コクサイケッコン!』などと気張らず、視野を世界へと広げ、自然体で伴侶を求める、そんな国際カップルが確実に増えているのです。
国際結婚:アメリカ編
戦後は特にその文化の影響を色濃く受けて来ただけあって、アメリカは遠いけれども、国際結婚に関してはもっとも親近感やあこがれを抱きやすい国と言えるでしょう。先の『ダーリンは外国人』もそうですが、とりわけ日本女性の中ではアメリカは国際結婚において人気のある国のひとつです。2007年の厚生労働省人口動態統計年報によれば、配偶者男性(妻が日本人)では、アメリカは韓国・北朝鮮(2,209人)についで、第2位(1,485人)となっています。
国際結婚:ロシア編
近年、経済成長著しいロシアは、経済的な結びつきのみならず国際結婚に関しても日本との距離を縮めています。特に、ロシアでも日本との行き来が比較的容易な、極東に位置するハバロフスク地方の女性と日本人男性の仲を取り持つ業者は多く、多数の国際カップルが誕生しているようです。
国際結婚:中国編
上記、統計によれば、配偶者女性(夫が日本人)では、相手国として中国は11,926人で、2位のフィリピン(9,217人)、3位の韓国・北朝鮮(5,606人)を上回り、1位の座を占めています。近年、経済成長が目覚ましい中国ですが、広い国土故に地方の一般家庭にまでその恩恵は行き渡ってはいないため、特に中国人女性からは日本人男性は、経済的背景や紳士的な振る舞いが魅力的に映るようです。ただし、偽装結婚も多いので、要注意。
国際結婚:韓国編
上記、統計によれば、韓国(北朝鮮を含む)は、配偶者女性(夫が日本人)では、相手国として、中国、フィリピンに次いで第3位(5,606人)、配偶者男性(妻が日本人)では、アメリカ(1,485人)、中国(1,016人)を押さえて堂々の1位(2,209人)に輝いています。過去の不幸な歴史もあり、両国間に横たわる互いの国民感情はとても複雑なものですが、昨今の韓流ブームなどを通じて両国は確実に接近しつつあります。もっとも身近な隣国として、両国間の人的交流は今後ますます盛んになるのではないでしょうか。















